エミリーちゃん成長ストーリーをご覧いただきありがとうございました。
実は、このストーリーは、私自身のことです。
私は4歳9ヶ月の時、健康のためにバレエを始めました。
このイラスト、エミリーバレエのキャラクター「エミリーちゃん」は5歳で設定しています。
バレエを通して礼儀や人として大切だと思うこと、また、自身の経験を通して学んできたことを、
将来の夢膨らむ中学生までには「エミリーlearning club」と共に伝えたいと思い指導しております。
話は戻りますが・・・
私は人見知りが激しかったのと、扁桃腺が弱かったので熱を出したりしていました。
始めた頃は、みんなの中に入ることができず、バレエには行くのですが教室の中には入れず、
よく母から逃げ回っていました。
確か、幼稚園に行くのも愚図っていたような・・・(苦笑)
半年はこの状態が続きました。しかし、先生は長い目で見守ってくれていたそうです。
何故、私がこんな状態でも母が辞めさせず、諦めずに連れて行ったか?というと・・・
バレエを習う前に、私が自分から「ピアノを習いたい」とお願いしたものの、当時は近隣にピアノ教室は無く、
幼稚園でやっていたエレクトーン教室に通わせてもらえることになったのですが、確か納得行かないことがあった記憶が(苦笑)…
それで、私が「辞める!!」と自分から言い出したのにごねた経緯があったので、今度は何があっても辞めさせない!(オーバーかな、笑)、また辞めると一つのことを続けるということを身につけさせられないという考えがあったから
だそうです。
そして月日が過ぎたある日のレッスンで、先生の言葉がきっかけで私が自分からやるようになったそうです。
その言葉は内緒です(笑)。
それからは、少しずつ慣れていき、成長と共に段々とバレエが好きになっていき、いつしかバレリーナになりたいという
夢をもっていきました。
しかし、そうは言っても何度辞めたいと思ったことか・・・
高校生になると視野が広がってきて、将来の進路をかなり考えました。バレリーナは諦める方向でいましたが、
やはりこちらの道に進むようになっていました。
今、自分があるのは、小学生のころから高校生まで担任の先生以外でも応援してくださった先生や励まし合い一緒に頑張れるお友達がいたこと、そして、今までかかわってきた大勢の方々のお陰です。
でも一番は、色々工面して続けさせてくれた両親のお陰だと感謝しております。
生徒たちにも、壁にぶつかったときに、負けない心で、当たり前のことが当たり前でないことに気づき、両親やどんな小さなことにも感謝の気持ちを持てる大人に成長してほしいと願っております。
ですから、バレエを習いに来てくれる生徒達とは、常に真剣にぶつかっています。
子供は大人を良く見ていますからね。教えられることが多いです。
これまでエミリーバレエを卒業された生徒さん方からは、「お泊まり会や皆で出かけたことが懐かしい思い出です。」
「自分が小麦アレルギーでほとんどのものが食べられない時に、先生がレッスンの後のご褒美に小麦が入っていない
お菓子を選んでくれていたことは嬉しかったし、一生忘れません。」など、たくさんの感謝の言葉をいただけたことは、
教えている身としては励みになっております。
めげることも多いですが、自分の信念を貫いてきて良かったと思うこの頃です。
これからも、生徒たちと向き合って一緒に成長していきたいですね。
長い文を最後までお読みいただきありがとうございました。
エミリーバレエスタジオ主宰 中垣栄美